Vo.ノホリです。
遅くなったけど、ツアーファイナルO-EAST来てくれた人も、
来れなかったけど応援してくれる人も、
本当にありがとう。
みんながいての俺らなんだと、改めて強く思いました。
細かいことは、他のメンバーが書いてるので、気持ちだけ伝えときます。
実はレビューされてないライブがあるから、今日はそのレビューをするね。
10月13日の松下英樹バースディライブ…
まず、松下英樹とは一体だれだ??
という声が聞こえそうなんで補足しておこう。
CDを持ってる人は歌詞カードの最後のページを見て欲しい。
〔Programmer & Mastered : 松下英樹〕
とある。
そう、彼はBARICANGの1stMini-Album『キミノナ』の制作に深く関わってる人物なのだ。
と、これがBARICANGと松下英樹との関わりである。
(Programmer & Mastered を説明するの非常に専門的な話になるので割愛します。)
しかーし、Vo.ノホリとGt.ブーリー村松にとっては、そんな説明口調ですませられる人物じゃないんです!!
話は、10年前に遡ります。
大学の為、上京してきたノホリ少年と村松少年。
二人は幾多の苦難を乗り越え、greenpieceと言うユニットを結成します。
彼らは路上ライブで歌い始め、やがて色んな幸運が重なり、有難い事に、人気を得ます。
その絶頂期、怪しく言い寄ってきた芸能関係者、
それが松下英樹です。
彼はある大手の芸能事務所のディレクターでした。
福岡の片田舎と、愛知の意外と都会な場所から出てきた二人にとって、
初めての芸能界との邂逅でした。
それから、松下さんは二人にとって、父のような、兄のような、そして友のような存在でした。
初めてのライブハウスでのライブ、初めてのレコーディング、初めてのラジオ、初めてのテレビ、いつもそばで見守ってくれてた、松下さん。
アコースティックユニットだった二人が、本当はバンドをやりたくて音楽を始めたのに、なかなか思うように行かない時、
『やりたい事をやっていいんだよ。君らの事を信じてるからね。』
と後押ししてくれた、松下さん。
松下さんが事務所を辞めたら、二人も辞め、
新しい事務所に入ったら、二人もその事務所のお世話になりました。
そんな松下さんがエンジニアとして独立する為に、今の事務所を辞めました。
会う機会も減りました。
そして二人はgreenpieceを解散し、BARICANGを結成します。
時は流れ、松下英樹バースディライブの日になりました。
出演者はみんな松下さんと縁のあるアーティストばかりでした。
俺らは松下さんとの関係が一番深いという事で、トリを任されました。
松下さんは専用の席を作られ、少し緊張気味にイベントが始まりました。
時間と共に、お酒も進み、緊張もほぐれ、お祭りムードになってきました。
俺らの出番がやってきました。
実はBARICANGになってから、都合が合わず、1度もライブを見てもらった事はありませんでした。
幕があがりました。
成長した俺らの姿を見てもらいたくて、必死に歌いました。
これが俺らのやりたかったバンド、BARICANGです。
ユウジとヒロシと共に、松下さんの誕生日を祝いたくて、俺らは必死に演奏しました。
しかし、いるはずの専用席に姿がありません…
紹介します、松下英樹です…
松下さん…
松下さん…
あぁ松下さん…
次こそは必ず俺らの魂を伝えます!!
そしてユウジ、誕生日おめでとう!!
お前が産まれてきてくれてほんとに嬉しいよ。